#chiroito ’s blog

Java を中心とした趣味の技術について

WebLogicコンテナを開発モードかつDebugモードで起動する

Oracle WebLogic Server をコンテナとして起動すると、本番モードで起動するため、開発に使うにはちょっと不便です。 設定を簡単に変えられるように開発モードで起動し、リモート・デバッグできるようにDebugモードで起動しましょう。

開発モードで起動するには環境変数PRODUCTION_MODEdevを設定し、Debugモードで起動するには環境変数debugFlagtrueを設定します。これらをDockerコンテナへ指定するにはDockerコンテナの起動時に-e PRODUCTION_MODE=dev -e debugFlag=trueを指定します。

WebLogic はリモート・デバッグ用のポートを tcp:8453 で、HTTPポートを tcp:7001 でリッスンします。IDEやブラウザから接続できるようにDockerコンテナの起動時に-p 8453:8453 -p 7001:7001を指定します。

上記を設定し、WebLogicをDockerコンテナとして起動するには以下のように実行します。

docker run --name weblogic-dev-debug -e PRODUCTION_MODE=dev -e debugFlag=true -p 8453:8453 -p 7001:7001 store/oracle/weblogic:12.2.1.2

起動時のログに以下が含まれていると開発モードで起動しています。

production_mode : [dev]

起動時のログに以下が含まれているとDebugモードで起動しています。

Listening for transport dt_socket at address: 8453

これで、WebLogic のコンソールからの設定変更を簡単にでき、IDE からリモート・デバッグできるはずです。